リーダーの義務とは?
徒競走で負けたら、理由は本人が一番よく分かっている。スタートが遅れた。後半で失速した。単純に足が遅い。反省は一人でできる。では、リレーでチームが負けた場合はどうか。理由の特定は、格段に難しくなる。誰も...
齊藤壮太
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徒競走で負けたら、理由は本人が一番よく分かっている。スタートが遅れた。後半で失速した。単純に足が遅い。反省は一人でできる。では、リレーでチームが負けた場合はどうか。理由の特定は、格段に難しくなる。誰も...
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ドーナツの定義は、生地ではない。穴である。外側が残っているうちは、まだドーナツに見える。だが穴が広がり続けると、生地は輪郭だけになり、最後に残るのはドーナツを名乗る「輪ゴム」だ。これと同じことが、いま...
齊藤壮太
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かつて、料理人の修行は皿洗いから始まるという時代があった。いまこの話をすると、たいてい嫌な顔をされる。時代遅れだ、非効率だ、それはパワハラだ、と。反論としては半分正しい。だから先に、その半分を認めてお...
齊藤壮太
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「人が採れない」と、どの経営者も言う。私も言う。だが、街を歩けば人はいる。電車は混んでいる。カフェは平日の昼間から埋まっている。国全体で見れば労働人口は減っているが、目の前の実感は「人がいない」ではな...
齊藤壮太
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「平成」と「令和」は「昭和」の残り香で成り立っていると言っている人がいた。「昭和」以降、新しいものが日本から生み出されていないというのだ。極端な話だが、理解できる部分がある。食べ物は昭和以降に発明され...
齊藤壮太
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課長の失言は、課の空気を悪くする。経営者の失言は、会社の方向を変える。同じ言葉でも、立つ位置によって重さが違う。これは人格の問題ではなく、構造の問題である。役職とは、自分の発言に掛かる倍率のことだ。倍...
齊藤壮太
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「やるべきことを整理してきました」と言って、二十項目のリストを持ってくる者がいる。正直に言おう。あれは、仕事をした証拠ではない。考えることを放棄した証拠である。やることを挙げるだけなら、入社二年目でも...
齊藤壮太
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「コミュニケーションが活発ではない。これが当社の課題です」社長がこう言い切って全社に配信する。言葉としては明快で、日本語としても間違っていない。しかし受け取った社員の側では、何をどうすればいいのかが一...
齊藤壮太
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大手企業の評価制度を一般化し、テンプレートとして中小企業に配る商売が流行って久しい。曰く、評価者の裁量は属人的で不公平だから排除すべし。曰く、どの部署で誰が評価しても同じ結果が出る制度こそ理想である、...
齊藤壮太
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